ブラック企業の見極め方

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警備員になるには?

更新日:2012年12月21日

ブラック企業の見極め方

ブラック企業とは?

一般的にブラック企業(会社)とは、「従業員に対して劣悪な環境での労働を強いる企業」のことを言います。 広い意味において、入社を勧められない企業を指すこともあります。 労働法やその他の法令に抵触していたり、その可能性のあるグレーゾーンな条件での労働を強いたり、 従業員の健康面を無視した極端な長時間労働(サービス残業など)を行わせたりします。   警備会社=ブラック企業のイメージがまだまだ強いのが現状です。 出来るなら、働く前に気づきたいですよね。   「研修期間が2日しかなかった」 「新人には勤まらない現場に派遣された」 「資格証明書を偽造していた」 「給与が募集要項より低かった・払われなかった」 「交通費が出なかった・面接の時と話が違う」 「希望する勤務地や勤務時間に就けなかった」 ・・・などなど。   このような話をよく耳にします。  

働く前に気づきたいブラック企業!

それでは、このようなブラック企業を見極めるためには、どのような点に注意すればよいのでしょうか?   募集要項だけではブラック企業かどうかを判断するのは難しいですが、多くの場合、募集要項の記載内容と、実態との違いを電話・面接等で確認することで、このような会社を避けることができます。  
ポイント1:研修期間をチェック
警備のお仕事では、アルバイトでも必ず研修を受ける必要があります。この法定研修は30時間あり、多くの企業で4~5日に分けて行います。(この研修時間と内容は、警備業法という法律で決まっています。詳細は、研修についてへ) この法律を守らず、少しだけ研修をして(または全く研修を行わないで)すぐに現場に出す会社は違法なので辞退した方がよいでしょう。 募集要項には法定の研修が記載されていますが、いざ面接に行ってみると、すぐに現場に行けるように、話がどんどん進んでいく、なんてこともあるようです。  
ポイント2:給与をチェック
実際に働いてから、給与や交通費等が募集要項の記載と違う、というのは避けたい所です。 特に研修期間中の給与は、通常であれば2万円前後の支払いがありますが、これが相場よりもかなり高く募集要項に書かれている場合や、無条件で前払いなど、あまりにも気前の良い記載には注意した方がよいかも知れません。 研修費の支払いが、色々な理由で遅くなる(または天引きされる)といったことがあれば要注意ですので、「いつ支払われるのか、支払条件はあるのか」といった所を確認することがポイントです。  
ポイント3:面接時の応対をチェック
警備業界に限らず、思っていた程シフトに入れなかったり、勤務場所が遠かったり、自分が思っていた条件と違っていることは良くあることです。希望の勤務地や勤務時間に関しては、働く前にしっかり確認して、双方の認識に齟齬がないようにする必要があります。 一概には言えませんが、ブラック企業では、いざ面接にいってみると待遇の詳細については十分に説明が行われず、必要書類をそろえる手続きや研修日の日程調整などを一方的に進められる傾向があるようです。 面接や電話を通じて、事前に待遇面について詳しく説明してくれるかどうか、という点も見極めとしては重要なようです。   働いてから後悔しないように、事前に確認をすることが大切ですね。